DOPPS

調査方法

施設と調査に参加していただく患者さんが決まるまで

調査対象のかたよりを無くし、透析医療の実態を調査するため、施設や患者さんは無作為に選ばれます。

※無作為:特別の意図を働かせないこと。

解説

調査対象となる施設は参加各国の透析施設を代表するように、施設のタイプや地理的分布を考慮して、この研究を主宰するアメリカの非営利研究機関Arbor Research Collaborative for Healthによって無作為に選ばれます。日本では所在地(47都道府県)、経営母体(私立・公立など)が考慮され、全国からまんべんなく約50施設が選ばれます。

施設が選ばれた後は、各施設で治療を受けている全ての血液透析患者さん(18歳以上)が登録され、その中から施設規模に応じてそれぞれ25~30名が無作為に選ばれます。その後、患者さんに調査についての説明が行われ、同意された患者さんのみが調査に協力することになります。