DOPPSの歩み
DOPPS | 調査期間 | 参加国 |
---|---|---|
第1期調査 | 1996~ | アメリカ |
1998~ | フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス | |
1999~2001 | 日本 | |
第2期調査 | 2002~2004 | 第1期調査 +オーストラリア、ベルギー、カナダ、ニュージーランド、スウェーデン |
第3期調査 | 2005~2008 | 第2期調査と同じ |
第4期調査 | 2009~2011 | 第3期調査と同じ |
第5期調査 | 2012~2015 | 第4期調査 +中国、アラブ首長国連邦、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、バーレーン、ロシア、トルコ |
第6期調査 | 2015~2018 | 第5期調査からオーストラリア、ニュージーランドを除く |
第7期調査 | 2019~2022 | 第6期調査からロシア、カナダ、トルコ、GCC※諸国を除く |
DOPPSは今までに第1~6期調査が行われ、現在は第7期調査が行われています。
※GCC:アラブ首長国連邦、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、バーレーン
解説
DOPPSは1996年にアメリカで開始され、1998年にフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、1999年に日本が参加し、第1期調査が実施されました。2002年からは新たにオーストラリア、ベルギー、カナダ、ニュージーランド、スウェーデンが加わり、第2期調査が開始され、その後第3期、第4期調査が実施されました。第6期調査では日本、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、ベルギー、カナダ、スウェーデン、中国、アラブ首長国連邦、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、バーレーン、ロシア、トルコの19ヵ国で実施されました。
DOPPSの調査結果は多くの論文として腎臓病の専門誌に発表され、各国の透析診療のガイドラインや医療行政などに影響を与えています。
日本では日本透析医学会が作成する腎性貧血、二次性副甲状腺機能亢進症、血管アクセスの各ガイドラインに治療方針の根拠となる論文として引用されています。