CSR

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第三者意見

協和発酵キリングループのCSRへの取り組みに対する第三者意見

(更新:2015年8月)

協和発酵キリングループではCSRの専門的観点から、川北秀人氏にCSRの取り組みに対する第三者意見を2010年よりいただいています。

IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人

IIHOE:「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に1994年に設立されたNPO。主な活動は市民団体・社会事業家のマネジメント支援だが、大手企業のCSR支援も多く手がける。
http://blog.canpan.info/iihoe/

当意見は、本サイトの記載内容、および2015年7月に実施した同社の環境・安全、購買、人事、CSRの各担当者へのヒアリングおよび第一ファインケミカル※1(本社工場)での現地視察に基づいて執筆しています。
同社のCSRへの取り組みは、基本的な項目についてPDCA(マネジメント・サイクル)を進めていると言えます。

高く評価すべき点

  • 多様な人材が活躍する組織環境づくりについて、「性別、国籍、入社経路の違いやライフイベント、障碍の有無にかかわらずすべての社員がいきいきと働き続けられる組織風土」を目標としたダイバーシティ&インクルージョン・プロジェクトや、世界各地のグループ会社共通の人事階層制度の検討および研修プログラムの導入など、取り組みが進んだこと。特に平均勤続年数の男女差が5%程度にとどまっている点は、高い評価に値します。今後はグローバルな人的ポートフォリオのさらなる拡充に向けて、国内外のグループ各社において、共通の基盤・原則のもとでの評価や育成が具体的に進むことに期待します。
  • 従業員の働き続けやすさの向上について、育児・介護・看護のための休暇・休職・短時間勤務制度の利用者が、協和発酵キリンの従業員中4.84%に達し、2015年6月に介護両立セミナーを開催していることを評価しつつ、今後は、介護休職の経験を持つ従業員による事例の紹介や、営業など出産経験者の少ない部署における経験者間の交流を促すコミュニティを拡充するとともに、「よろず相談員」の拡充と相談対応実績が従業員に認知されることに、引き続き期待します。
    また、60歳以上の従業員の再雇用・雇用延長については、その従業員が住む地域や家族などとの交流を通じた絆づくりを進めるための貴重な期間であることに配慮し、勤務日数や時間を可能な限り抑えるよう、引き続き期待します。

取り組みの進捗を評価しつつ、さらなる努力を求めたい点

  • 企業理念である「私たちの志」について、ビデオコンテストが実施され、一部の従業員の名刺に「たった一度の、いのちと歩く。」ロゴ が表記されたことを評価しつつ、策定に際して多くの従業員が関与し、この内容とめざすところに共感して入社した人々も多いことから、各部署における「私たちの志」の体現や全社的に共有する機会がさらに促されるよう、強く期待します。
  • 温室効果ガスをはじめとする環境負荷の削減について、国内で2020年に2005年比15%減、海外を含むグローバルで同じく2020年までに1990年比で15%減という中長期目標を明確に定めていること、特に従業員1人あたりのコピー用紙使用量も減少しつつあることを評価しつつ、今後は、生産量の増加や事業再編があっても、CO2排出量・エネルギー使用量・エネルギー原単位の改善を進め、日本政府が新たに掲げた「2030年までに同13年比で26%減」という目標の早期達成に向けて、取り組みがさらに進むことを引き続き期待します。
  • 障碍を持つ従業員の雇用について、法定雇用率を上回り続けていることを評価しつつ、今後も他社の事例を広範かつ深く学び、障碍を持つ従業員の在職期間を長期化できるよう、障碍を持つ従業員が相互に相談や支援できるコミュニティの形成が促されることを、引き続き期待します。
  • 原材料などの調達・購買について、「CSR購買ガイドブック」を策定・公開し、前年に続いて国内のサプライヤー298社にCSRへの取り組み状況に関するアンケートを実施して249社から回答を得、うち20社には品質監査に同行したことを評価するとともに、今後は調達先の取り組みの自己評価の客観的な根拠の明示を求めて、工夫や課題の具体的な可視化と把握をさらに進めるとともに、事例の共有や表彰、課題解決に向けた交流が進むことを期待します。
  • 顧客や従業員との対話について、「くすり相談窓口」や「ホットライン」への問い合わせ・通報件数、その内容に基づく改善が開示されつつあることを評価するとともに、開示や改善がさらに進むことに期待します。
※1
2015年10月1日付けで協和ファーマケミカル株式会社に社名を変更しました。


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