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自分でできる花粉症対策 花粉症を少しでも楽に乗りきるために、自分でできる花粉症対策を学びましょう。

目と鼻のセルフケア

花粉症の時期は、目や鼻をいたわってあげることも大切です。
ここではQ&Aを通じて、目と鼻のセルフケアの方法をご紹介します。
目のセルフケアQ&A
Q1
目を洗うのは良いこと?
目についた異物を洗い流すのに効果的です。
目についた花粉やほこりなどの異物を取り除くのに、目を洗うのは効果的。ですが、目の表面は涙で覆われており、その涙が目を守っています。
涙と成分の異なる水道水などで目を洗うことは、目の細胞を傷つけ、また涙も洗い流してしまいます。
目を洗うときは、市販の人工涙液などを使ってください。
目についた異物は人工涙液などで洗い流すのが効果的
Q2
普段より気をつけた方が良いことはありますか?
目を休めて、いたわる習慣をつけましょう。
花粉症の時期は目の炎症などが起こり、目に負担がかかっていることがあります。下記のポイントに気をつけて、目をいたわってあげましょう。
きちんと睡眠をとる
目が疲れを感じる前に、意識的に目を休める時間をとる
タバコなどで部屋の空気が汚れたり、乾燥しないように配慮する
コンタクトレンズの使用は控え、メガネを使用する
バランスのよい食事をとる
目を休めて、いたわる習慣
Q3
花粉症時期のパソコン作業で気をつけることは?
1時間作業したら、15分の休憩を。
花粉症時期は目に負担をかけないよう、長時間連続してパソコン作業を行わないように。1時間作業したら15分程度の休憩をとることをおすすめします。特に、毎日パソコンと向き合う人は、十分に休憩をとらないと、疲れが蓄積してVDT症候群などを起こす危険性があります。また、目とモニターまでの距離は50cmぐらい離し、モニターが目線より高くなり過ぎないようにしましょう。
VDT症候群とは: コンピュータのディスプレイ(VDT)などを長時間見続けて作業することにより生じる健康障害(眼精疲労・肩こり・不眠など)の総称。
15分の休憩
Q4
目がかゆくて我慢できないときは?
冷たいタオルでかゆみを抑えましょう。
花粉症では多くの方が目のかゆみを伴いますが、かゆいからといってかいてしまうと炎症などが悪化してしまうことがあります。そこで、かゆみがつらいときは、冷たい水でしぼったタオルを目に乗せて冷やしてください。冷やすことでかゆみが楽になるといわれています。
冷たいタオルでかゆみを抑える
Q5
花粉症時期はコンタクトレンズよりメガネの方が良いってホント?
基本的にはメガネを使用しましょう。
目には涙による洗浄作用があり、花粉やごみが目に入った場合は涙が洗い流してくれます。しかし、コンタクトレンズを装着しているとうまく洗浄できず、花粉などが目の中にたまってしまい症状が悪化してしまうことがあります。また、メガネを使用することで、目を花粉から守ることもできるので、花粉症時期は基本的にはメガネを使用しましょう。
コンタクトレンズよりメガネ
鼻のセルフケアQ&A
Q1
鼻を洗うのは良いこと?
鼻の中の異物を洗い流すのに効果的です。
鼻の中に入っている花粉やほこりなどの異物を取り除くのに、鼻を洗うのは効果的。ですが、塩素を含む水道水などで洗ってしまうと、鼻の粘膜を傷つけてしまいます。鼻を洗うときは、細胞液や体液に近い生理食塩水(約0.9%の食塩水)を使ってください。ただし、洗浄のし過ぎも悪影響を及ぼす可能性がありますのでご注意ください。
鼻の中の異物を洗い流す
Q2
鼻をかみ過ぎて荒れてしまった場合は?
荒れた部分をワセリンタイプの軟膏で保護してあげましょう。
鼻が荒れてしまったら、油分100%のワセリンタイプの軟膏などで保護してあげましょう。乳液などを使ってしまうと、傷がある場合には傷にしみこんでしまい悪影響を及ぼす可能性があります。また、鼻が荒れないように、鼻をかむときは保湿ティッシュを使用するのも良いかもしれません。
ワセリンタイプの軟膏で保護
Q3
その他の鼻のケア方法は?
加湿を心がけましょう。
花粉症の症状が出ているときは、鼻の中で炎症が起こって粘膜の機能が低下していることがあります。炎症を抑えるためには加湿などにより水分を補ってあげることが大切です。
加湿を心がける