専門医からのメッセージ

よりよい対策の参考に

順天堂大学医学部附属浦安病院

小児科 准教授 西﨑 直人先生

住所・診療科名

〒279-0021 千葉県浦安市富岡2-1-1

TEL 047-353-3111

http://www.hosp-urayasu.juntendo.ac.jp/

診療科名:小児科

プロフィール

出身地:東京都

専門:小児腎泌尿器学(夜尿症・先天性腎尿路異常)、新生児学、急性血液浄化療法

趣味:美味しい物の食べ歩き、お笑い番組観賞、早朝ランニング

当科の夜尿症の治療方針

 こども達にとって「夜尿症」や「昼間の尿失禁」は辛い経験であり、心理的に大きなストレスを感じていることが種々の調査によって明らかになっています。またキャンプや修学旅行など宿泊行事の増える高学年の場合、夜尿があることは更に深刻な悩みの種になります。一方、夜尿のあるお子さんを持つ保護者の方々も漠然とした疾患への不安のみならず、「起こした方がよいのか?」、「オムツとパンツはどちらがよいのか?」、「水分制限はどの程度したらよいのか?」など生活の中でどのように夜尿のあるこども達に接するべきなのか悩んでいるケースも少なくありません。さらに、一部の夜尿症患者さんの中には腎尿路異常をはじめとする他の疾患が隠れている場合もあります。
 我々の夜尿症診療は、日本夜尿症学会の「夜尿症診療ガイドライン」に基づいた方針をとっています。第一に生活指導(水分摂取、排尿間隔・排尿姿勢、便秘の治療)を行います。それでも効果不十分のさいは、薬剤療法(内服薬など)を行います。またアラーム療法を希望される場合は使用方法を丁寧に説明したうえで、無理のない範囲で施行してもらいます。
 医学の世界は日進月歩です。我々も国際学会や学術集会に積極的に参加し、最新の夜尿症診療がお届けできるように日々研鑽しております。

お母さん、お父さんへ

 夜尿症の多くは適切な生活指導の順守とエビデンス(根拠)のある治療法によって徐々に改善してきています。もし夜尿症でお悩みの場合は夜尿症の診療経験が豊富な医療機関をぜひ受診してください。医師からの一方的な診療ではなく、保護者の皆様と十分な話し合いを経て、お子様に一番必要な夜尿症治療をご提案することが重要であると考えます。夜尿症は生命に危機を及ぼさない疾患ではありますが、こども達の生活の質(QOL)を高めてあげることは必要です。一緒に頑張っていきましょう。夜尿症は「治す」時代です!

先生からお子さまへのメッセージ

せんせいとおうちのひとといっしょに、きもちよくねられるように、いっしょにがんばろう!