ニュースリリース

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二次性副甲状腺機能亢進症治療剤
(カルシウム受容体作動薬)
「レグパラ®錠」の製造販売承認を取得
(2007年10月19日)

 キリンファーマ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長 浅野克彦 以下キリンファーマ)は、2007年10月19日に二次性副甲状腺機能亢進症治療剤「レグパラ®錠[一般名:シナカルセト塩酸塩]」の製造販売承認を取得しました。

 「レグパラ®錠」は、カルシウム受容体に直接作用することを特長とする新しいタイプの二次性副甲状腺機能亢進症治療剤です。日本では2000年より国内の血液透析患者を対象として臨床試験を開始し、2006年に「維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症」を効能・効果として製造販売承認申請を行いました。海外においては米国アムジェン社によりアメリカ、EU、オーストラリアなど30カ国以上で承認を取得しています。

 二次性副甲状腺機能亢進症とは、慢性腎不全の進行に伴って発症する透析患者さんの主要な合併症の一つで、副甲状腺から副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰に産生・分泌される病態です。PTHは骨からのカルシウム流出を促しますが、過剰に分泌されると、骨痛や関節痛などの症状を引き起こし、さらには動脈硬化などの心血管系の障害も大きな問題となっている異所性石灰化のリスクを高めます。

 ※ 異所性石灰化:血中のカルシウムやリンの過剰により、骨以外に血管などの軟組織が石灰化する病態

 「レグパラ®錠」は、副甲状腺のカルシウム受容体に直接作用することにより、血清カルシウム値を上昇させずにPTHの分泌を抑制するほか、血清カルシウム値、血清リン値を低下させる作用も有している画期的な薬剤です。そのため骨痛や関節痛の軽減のみならず、異所性石灰化による心血管系障害の発症や進展の阻止に寄与できると考えています。

 当社は1990年に腎性貧血治療薬としてヒト エリスロポエチン製剤「エスポー®注射液」を発売した後、二次性副甲状腺機能亢進症治療薬「ロカルトロール®注」、高リン血症治療薬「フォスブロック®錠」そして今年の7月に新規の貧血治療薬「ネスプ®静注用」を発売し、腎臓・透析領域のラインアップの充実を図ってきました。今回、新たに「レグパラ®錠」が加わることにより、透析医療のさらなる発展に貢献できるものと期待しています。

 7月1日にキリングループの医薬事業会社として発足した当社は、「腎臓」、「がん(血液分野を含む)」、「免疫・感染症」の3領域を重点領域として事業を展開しており、今後も新たな医療価値を創造することにより最先端の医療に貢献していきます。

 キリングループは、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。


[レグパラ®錠の概要]



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