経皮吸収型持続性疼痛治療剤『フェントス®テープ』の「慢性疼痛」効能追加に関する承認取得のお知らせ

協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:花井 陳雄、以下「協和発酵キリン」)は、久光製薬株式会社(本社:佐賀県鳥栖市、代表取締役社長執行役員:中冨博隆、以下「久光製薬」)が、本日2014年6月20日に経皮吸収型持続性疼痛治療剤『フェントス®テープ(開発コード:HFT-290、以下「フェントス®テープ」)』の「慢性疼痛」効能追加に関する承認を取得したとの連絡を受けましたので、お知らせいたします。

フェントス®テープは、鎮痛効果の高い合成麻薬のフェンタニルクエン酸塩を、久光製薬のTDDS(Transdermal Drug Delivery System:経皮薬物送達システム)技術を用いて、テープ剤として開発した医療用麻薬製剤です。久光製薬と協和発酵キリンは、2010年6月より、「中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛」を効能効果として本剤の製品流通ならびに情報提供収集活動を実施(1ブランド2チャネル)しております。

久光製薬は、本剤を1日1回投与した際の中等度から高度の「慢性疼痛」を対象とした臨床試験を行い、本剤の有効性および安全性が確認されたことから、2013年7月に承認事項一部変更の承認申請を行っていました。

協和発酵キリンは、引き続き久光製薬と本剤の共同販売を行い、適切な情報提供を通じて、癌性疼痛および慢性疼痛に苦しむ患者さんのQOL向上により一層貢献していきたいと考えております。

  • 慢性疼痛
    国際疼痛学会の慢性疼痛分類では、「治療に必要とされる期間を超えているにもかかわらず持続する痛み、あるいは非癌性疾患で進行性の痛み」と定義されています。
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