アムジェン社とのモガムリズマブのライセンス契約終了

協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:花井 陳雄、以下「協和発酵キリン」)は、モガムリズマブ注1に関するアムジェン社(米国カリフォルニア州サウザンドオークス、CEO:ロバート・ブラッドウェイ、以下「アムジェン」)とのライセンス契約が終了しますので、お知らせいたします。

モガムリズマブは、当社が創製したヒト化モノクローナル抗体で、日本、中国、韓国および台湾を除いた全世界における独占的開発・販売権をアムジェンに許諾するライセンス契約を2008年3月6日付で締結しており、アムジェンはがん領域以外のすべての疾患についての権利を有しておりました。

本契約締結以降、アムジェン社は喘息患者を対象とした臨床試験を実施していました。当社においては、日本人健康成人を対象としたPh1試験が終了していますが、今後の開発方針についてはPh1結果の成績を精査した上で判断する予定です。

なお、本件による当期業績に与える影響は軽微です。

  • 注1.モガムリズマブ
    様々な悪性T細胞に過剰発現しているCCR4に対するヒト化モノクローナル抗体です。本剤は、当社独自の強活性抗体作製技術「POTELLIGENT®(ポテリジェント)」を応用した抗体で、ADCC活性による抗腫瘍効果を示します。「ポテリジオ®点滴静注20mg」という製品名で、再発又は難治性のCCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)の治療薬として、2012年5月29日から日本で販売しています。
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