経皮吸収持続性癌疼痛治療剤『フェントス®テープ(開発コード:HFT-290)』の「慢性疼痛」効能追加に関する国内第Ⅲ相臨床試験結果に関するお知らせ

協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:花井 陳雄、以下「協和発酵キリン」)は、久光製薬株式会社(本社:佐賀県鳥栖市、代表取締役社長:中冨博隆、以下久光製薬)が2013年3月8日に経皮吸収持続性癌疼痛治療剤『フェントス®テープ(開発コード:HFT-290、以下「フェントス®テープ」)』の「慢性疼痛」効能追加に関する国内第Ⅲ相臨床試験結果について社外発表を行ったとの連絡を受けましたので、お知らせいたします。

フェントス®テープは、鎮痛効果の高い合成麻薬のフェンタニルクエン酸塩を、久光製薬のTDDS(Transdermal Drug Delivery System:経皮薬物送達システム)技術を用いて、テープ剤として開発した医療用麻薬製剤です。久光製薬と協和発酵キリンは、2010年6月より本剤の製品流通ならびに情報提供収集活動を実施(1ブランド2チャネル)しております。

今回実施されたフェントス®テープの「慢性疼痛」効能追加に関する国内第Ⅲ相臨床試験では、本剤を1日1回投与した際の有効性について、無作為化二重盲検試験にて検証されました。その結果、中等度から高度の「慢性疼痛」患者に対する本剤の有効性が確認されました。久光製薬はフェントス®テープの「慢性疼痛」効能追加について、年内の承認申請を目指しています。

協和発酵キリンは、引き続き久光製薬と共同販売を行い、本剤が「慢性疼痛」効能効果追加承認を取得することで、「慢性疼痛」に苦しむ患者さんのQOL向上に貢献していきたいと考えております。

  • 慢性疼痛
    がんや関節炎などの慢性疾患や腰痛などを原因とした日常生活に支障をきたす持続的な痛み
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