がん性疼痛治療剤KW-2246の国内医薬品製造販売承認申請について

協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松田 譲、以下「協和発酵キリン」)は、2010年2月24日にがん性疼痛に対する治療剤として開発中のKW-2246(フェンタニルクエン酸塩舌下錠)の国内製造販売承認申請を行いましたので、お知らせいたします。

本剤は、舌下投与によるフェンタニルの速やかな吸収と鎮痛効果を期待し、がん性疼痛の持続的疼痛管理時に起こる急激な痛み(突出痛)に対する治療剤として開発を進めてまいりました。本邦にて臨床試験を実施し、本剤の有効性および安全性が確認されたことから、今般、製造販売承認申請に至りました。

本剤はオレクソ社(本社:スウェーデン・ウプサラ、CEO:トールビョーン・ビェルケ)から導入した治療剤で、海外では「Abstral ®」等の製品名で販売されています。また、本剤の日本国内での販売は、久光製薬株式会社(本社:佐賀県鳥栖市、社長:中冨 博隆 以下、「久光製薬」)と共同で実施(1ブランド2チャンネル)することを先に公表しております(2010年2月1日)。

協和発酵キリンは、がん性疼痛の分野では久光製薬が開発中のHFT-290(フェンタニルクエン酸塩経皮吸収型製剤)を共同販売することを先に公表しております(2008年6月18日)。医療従事者に対する包括的な情報の提供・収集を通して、がん性疼痛に苦しむ患者様のQOL向上に少しでも貢献してまいりたいと考えております。

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