中国における生産子会社の出資持分の譲渡・譲受について
大日本住友製薬株式会社(以下、「大日本住友製薬」)と協和発酵キリン株式会社(以下、「協和発酵キリン」)は、本日、大日本住友製薬が協和発酵キリンの中国における生産子会社「協和発酵医薬(蘇州)有限公司」の出資持分の全部を譲り受けることに合意し、譲渡契約書を締結しましたので、下記のとおりお知らせします。
- 譲渡の理由
大日本住友製薬は、中国を重要な海外マーケットと位置づけ事業拡大を推進しており、中国現地法人を通じてカルバペネム系抗生物質製剤「メペム」(日本での販売名「メロペン」)、高血圧症・狭心症・不整脈治療剤「アルマール」、セロトニン作動性抗不安薬「セディール」、消化管運動機能改善剤「ガスモチン」を販売しています。2007年末に、中国現地法人が蘇州に有する包装工場が稼動しましたが、今後も拡大が予想される中国市場における既存製品および新製品の売上計画を勘案すると数年後に生産能力が不足すると予想され、工場の増強を検討していました。
一方、協和発酵キリンは、中国事業再編のため、蘇州に生産工場を有する中国現地法人の売却を検討していました。
このような中、両社の意向が一致し、この度の合意に至りました。
- 譲渡の方法
協和発酵キリンが有する協和発酵医薬(蘇州)有限公司の出資持分(100%)の全部を大日本住友製薬に譲渡します。
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譲渡する子会社の概要
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商号 協和発酵医薬(蘇州)有限公司 代表者 井上道信 所在地 中国江蘇省蘇州工業園区青丘街115号 設立年月日 2004年9月9日 事業の内容 薬品の研究、開発、製造、自社製造製品の販売、及び関連するコンサルティングサービスの提供 決算期 12月31日 従業員数 なし 資本金 2,010万ドル 純資産 109,073千元(約15億3千万円、2008年8月末) 総資産 137,423千元(約19億2千万円、2008年8月末) 事業所(工場)の概要 完成年月 2006年4月 敷地面積 約30,000m2(建屋延べ床面積:約5,700m2) 工場設備 錠剤包装設備(5千万錠/年)、製剤生産設備(1億錠/年)、事務ゾーン、品質管理ゾーン、機械室ゾーン、倉庫ゾーン、包装ゾーン、製剤ゾーン 業績 工場が本格稼動前のため、販売実績はありません。 - 譲渡の日程
譲渡契約締結:2008年11月26日
中国の審査認可機関からの認可が下り次第、譲渡を実行する予定です。 - 業績への影響
本件に伴う大日本住友製薬および協和発酵キリンの業績に与える影響は軽微です。
以上