監修者のご紹介

三谷絹子 先生
獨協医科大学 内科学(血液・腫瘍) 教授

三谷先生からのメッセージ

骨髄異形成症候群は、骨髄の中ですべての血液細胞(赤血球、白血球及び血小板)を産生するおおもとの細胞(造血幹細胞)に傷がついた病気です。血液細胞の減少と形の異常及び白血病への移行(一部の方のみ)を特徴としますが、その経過はひとりひとり異なります。血液細胞の減少のみが長期に続くものを低リスク、白血病に移行する可能性が高いものを高リスクとして、治療は分けて考えます。高リスクの方は、造血幹細胞移植あるいは分子標的療法の適応になります。低リスクの場合には、血液細胞の減少による症状を軽減することが治療の目標になります。徐々に進行する貧血に悩まれている方も多いと思いますが、最近赤血球造血刺激因子製剤が保険適応となりました。実施中の輸血の減量、あるいは、将来の輸血導入の回避などの効果が期待されます。「MDSナビ」が皆様の治療の参考になりましたら幸いです。

KK-16-05-14157