KYOWA KIRIN

知ろう。ふせごう。慢性腎臓病-CKD-

監修:一般社団法人 日本腎臓学会 前理事長 松尾清一先生

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特集 腎性貧血とは?

腎性貧血の治療について

腎性貧血の治療

腎性貧血には、エリスロポエチンの分泌不足を補うために赤血球造血刺激因子製剤による薬物治療が行われます。また、あわせて食事療法や、鉄剤の投与も行われます。

腎性貧血の治療目標

慢性腎臓病(CKD)患者さんに推奨される治療目標値はヘモグロビン値11g/dL〜13g/dLの範囲内で、これを超える場合には、腎性貧血治療薬を減らしたり、休薬したりすることがあります。ただ、最終的には個々の患者さんの病態にあわせて目標値は設定されます。心臓や血管などに重篤な疾患がある患者さんや、医学的に必要のある患者さんには、ヘモグロビン値12g/dLを超える場合に、腎性貧血治療薬を減らしたり、休薬したりすることがあります。

腎性貧血治療の重要性

腎性貧血治療の重要性

腎性貧血になると、疲れやすいなど日常生活が妨げられ、さらに貧血が強いほど末期腎不全になる割合が高いといわれています。

腎性貧血を治療することで、疲れやすい、動悸・息切れといった症状が改善するほか、心臓のはたらきも改善し、早い時期から貧血治療をすることによりCKDの進行を抑えることが期待できるなどの報告*1もあります。

一方で、CKDの進行を抑えることについては貧血治療とは関連しないという報告*2もあり、結論はでていません。

  • *1Gouva C,et al.:Kidney Int 66;753-760,2004
  • *2Covic A,et al.:Am J Nephrol 40;263-279,2014