専門医からのメッセージ

よりよい対策の参考に

関西医科大学附属病院

小児科教授 金子 一成先生

住所・診療科名

〒573-1191 大阪府枚方市新町2-3-1

TEL 072-804-0101

http://www.kmu.ac.jp/hirakata/visit/treatment/medical_section/shounika.html

診療科名:小児科

プロフィール

出身地:東京都

専門:夜尿症、小児泌尿器疾患、小児腎臓病

趣味:読書、旅行

当科の夜尿症の治療方針

よく夜尿症は、「たかが夜尿症、されど夜尿症」といわれます。夜尿症は命に危険の及ぶ病気でもなければ成人まで治らない病気でもありません。したがって夜尿症を診療しない先生に相談すると、「そのうち治るから」と言われて何もしてくださらない先生も多いようです。しかし、ご家族と本人の悩みは深く、宿泊行事をあきらめたり、いろんなことに消極的になったりしているお子さまを多く見受けます。したがって私はご家族やお子さまが「治したい」と思っている場合(つまり病院に受診された場合)は、投薬の必要性は別として、すべて治療対象であると考えています。

お母さん、お父さんへ

夜尿症の主な原因は育児方法の問題や、お子さま・ご家族の性格などの心理的要因ではありません。つまりご家族にも本人にも何の罪もありません。したがってご家族がご自身を責めたり、お子さまを叱ったりすることは意味がないどころか、むしろ逆効果です。まずは夜尿症の起こる理論を医学的に勉強されてお子さまと一緒に「おねしょをしにくい生活習慣」を身につけるように努力してみてください。夜尿症を治すのに必要なことは、一に「受診する勇気」、二に「本人のやる気」、三に「家族の協力です。お母さんとお子さまだけで悩む前に、まず受診してみてください!

夜尿症のために大好きな野球部の合宿に行けなくて、合宿不参加がきっかけで野球部にいづらくなって、結局野球をやめたA夫くん(13歳)や、夜尿症の完治とともに「性格が変わった(明るくなった)」とお母さんが感謝してくださったB子ちゃん(12歳)のことは、今も印象に残っています。

先生からお子さまへのメッセージ

夜尿症は君の個性です。でもはずかしいと思ったら、いつでもお母さんかお父さんに相談してごらん。そしてそれでもうまく治らなければ、ちかくのおねしょをみてくれるお医者さんに相談してごらん。きっとよくなるから!