専門医からのメッセージ

よりよい対策の参考に

北野病院

小児科部長 羽田 敦子先生

住所・診療科名

〒530-8480 大阪市北区扇町2-4-20

http://www.kitano-hp.or.jp/

診療科名:小児科

プロフィール

出身地:長野県上田市

専門:感染症、夜尿症、腎疾患

読書、音楽、映画、芸術鑑賞、スキー、旅行、散策

当科の夜尿症の治療方針

初診時に尿検査、腹部超音波検査、尿流量測定、血液検査を行って、夜尿症以外の合併症がないかを確認します。X線検査、膀胱造影検査などを追加する場合もあります。初回は、看護師による問診と生活習慣について指導いたします。夜尿日誌を記録していただき、約1ヵ月後の外来で、その成果をみて、お子様の症状に応じて観察、薬物治療、アラーム療法を選択します。当科は予約制です。近医よりご紹介いただくか、当院にお電話ください。

お母さん、お父さんへ

夜尿は、夜間就眠中に蓄尿し、覚醒してから排尿する一連の動作がうまくできない病的な状態と考えられ、 5歳以上で夜尿が続く場合に夜尿症と呼びます。病気のときは、皆さん病院にかかります。従いまして、夜尿症の場合でも病院に行くことは決して珍しいことではありません。生活習慣を見直すことで治ることもありますが、夜尿量が多い場合や頻度が毎日のように多い場合は、それだけでは治らないこともしばしばあります。
受診の目安として、8歳以上であれば夜尿の頻度に関わらず、受診された方がよいでしょう。それ以下の年齢で、頻度が多い場合にはまずは近医にてご相談ください。夜尿だけでなく、昼間に尿や便を漏らす場合にも多くは生活習慣を見直すことで治癒が期待できますが、改善しない場合には5-6歳でも一度受診をお勧めします。
当科ではこれまでに1700人以上の夜尿症のお子様が来院されましたが、最後まで通院された方は全員治っています。すぐに治る方も時間がかかる方もいらっしゃいますが、平均通院期間は1年半程度です。あせらずに、じっくり取り組んでいただければと思います。

先生からお子さまへのメッセージ

これまで、おねしょがあるためにおこられたり、くよくよしたり、あきらめてきたことを、おねしょを治すことでできるようにしていきましょう。びょういんで、言われたことを守り、がまん強くがんばれば、必ずおねしょは治ります。同じようにおねしょをしているお兄さん、お姉さん方もたくさんいます。自分だけではありませんので、安心してびょういんに来てください。