夜尿症を治そう!

楽しい明日のための、夜尿症対策!

服薬治療に加えて、毎日の夜尿記録とがまん訓練。1年間で完全卒業

上の子たちも、下の子も、2~3歳で夜尿は止まったのに、次男だけはいつまでたっても毎晩、ぐっしょりおねしょをしていました。小学生になったとき、近所の診療所に連れて行き、夜尿症の飲み薬をもらいましたが、飲んでいるときは効いても、飲まなくなると2、3日でまた始まってしまう。お泊りのときだけ飲ませたりしていたのですが、根本的な解決策にはなっていないなと感じていました。

2年生のころ、親しい人に相談したら、「母親が厳しすぎるのよ」と即座に言われていやな思いをしたこともあります。あとで、専門の先生から「夜尿は親のしつけなどとはまったく無関係」と聞いて、肩の荷が下りたのを思い出します。毎晩おむつをして寝ていたのに、そのおむつからあふれてしまうくらいの量をしていたのですから、本人もずっとつらかったと思います。

4年生のとき、我が家に始めてパソコンが登場。早速インターネットで調べて、夜尿症専門医の存在を知りました。すぐに予約を入れ、初診前の1週間、夜間尿量と朝一番の尿量を調べたうえで、受診したのが、5年生の5月です。まだほとんど毎晩の夜尿でした。

先生からは、「毎日、夜尿の記録をつけましよう。これができなければ治らないよ」と、まず言われました。本人も夜尿症を治したいと強く思っていたので、すんなり治療に取り組むことができたわけです。

夜尿の記録から、膀胱のためが悪いタイプの夜尿症であることがわかったので、膀胱を大きくする生活指導も受けました。学校ではできるだけたくさんお水を飲み、自宅ではがまんできなくなるくらいまでトイレに行かないがまん訓練と、勢いよく出す訓練を続けました。同時に、2種類の飲み薬による治療も行いました。

治療による成果が出たのか、数カ月で、薬を飲まなくても夜尿をしない日が、1週間、10日とだんだん増えていったのです。このため、親も子も半年もたたないうちに「大丈夫だ、治せる」と確信することができました。家族の協力(特に父親)も大きかったわけですが、本人も本当にがんばっていました。

治療を続けて約1年後、6年生の4月に無事卒業することができました。最後の日、次男はクリニックの先生と握手して、「よくがんばったね」とほめてもらったのですが、これからの彼の人生においても自信になったと思います。

2006年春休み号「あんふぁん」より転載(製作:サンケイリビング新聞社)