監修:ほあしこどもクリニック 院長 帆足 英一 先生 
新都心こどもクリニック 院長 赤司 俊二 先生

夜尿症を治そう!

楽しい明日のための、夜尿症対策!

治りやすい夜尿症、治りにくい夜尿症?

同じ年齢で、毎晩夜尿があるお子さまがいるとします。毎晩夜尿をするということは同じでも、実はその重症度に違いがあることもあります。少しわかりづらいかも知れませんので、A君とB君の夜尿記録を比べてみましょう。

[A君の夜尿記録] 22:00 就寝、24:00過ぎ 夜尿、3:00~6:00の間に夜尿、7:00 起床 [B君の夜尿記録] 22:00 就寝、6:00前に夜尿、7:00 起床

夜尿は、夜間のおしっこをためておく膀胱の大きさと、おしっこの量のバランスで決まることは紹介させていただきました。夜尿記録をみると、A君の方がB君よりそのバランスが崩れる回数が多く、早い時間帯に夜尿がみられています。つまり、B君よりA君の方が治りにくい(重症な)夜尿症といえます。

夜尿症では、夜尿の頻度以外に、夜尿がおこる時間帯を把握しておくことが大切です。B君は毎晩の夜尿ですが、比較的治りやすい夜尿症とされ、今後の対策によっては数ヶ月から1年以内で夜尿症が治ることが期待されます。しかしA君は治りにくい夜尿症とされ、B君のように短期間で治る可能性はそう大きくはありません。A君のように1晩に2回以上の夜尿がある場合は、なるべく早く医療機関を受診することが勧められます。

一般的に夜尿症の治癒過程は、就寝後の早い時間帯にしていた夜尿が、徐々に朝方にシフトしていき、その後、夜尿をしない日が出てきて、頻度も減少して、治癒へと向かうのが一般的です。
夜尿症は、夜尿のあるなしだけで評価してしまいがちですが、治りにくい夜尿症では、夜尿がおこる時間がどのように変化してきたかということも重要となります。