監修:ほあしこどもクリニック 院長 帆足 英一 先生 
新都心こどもクリニック 院長 赤司 俊二 先生

夜尿症ってなあに?

ご家族のための夜尿症講座!!

子どもと接する上で重要なことは?

夜尿は、寝ている間におこるもので、お子さまの意志とは無関係に生じるものです。このため夜尿をしたお子さまを叱ることは、夜尿症の解決になりません。また、夜尿症が治る時期は、夜尿症のタイプによって影響を受けるので、お子さまによって異なります。他の子や兄弟などと比較するなどしてあせるよりは、お子さまの夜尿が1年前と比較してどう変わったか、治療により夜尿の回数がどの程度になったかなどを観察しながら、お子さまの成長を見守ることが大切です。

また、お子さまを毎晩無理やり起こして排尿させることは、睡眠リズムを崩す原因となり避けるべきと思います(医師が治療としてアラーム療法を一定期間に行う場合を除く)。
また、お子さまの夜尿症が原因で、親子関係がうまくいかなくなるケースがあります。ご家族が「夜尿はないのが当たり前」と思っていたとしても、お子さまからすれば、夜尿は生まれてからずっとのことで、「自分にとっては、夜尿があるのが普通」とさえ思っているかも知れません。繰り返しになりますが、お子さまに対しては、怒ったり、無理強いしたりしないで、成長を見守りながら、適切な対応を講じることが望まれます。
長年、夜尿で悩んでおられるお子さまの夜尿症が治ることは、お子さまはもちろんのこと、ご家族にとっても嬉しいことです。一人で悩まないで、積極的に医療機関に相談されることが最も重要です。

夜尿症の子どもには「夜尿症は必ず治るのだ」ということを話してあげて、安心させてあげ、そして、夜尿のなかった日にはほめてあげ、家族のみんながサポートしてくれているのだ、と子どもが感じること、自分で治そうというやる気をおこさせることがとても大事です。

  • アラーム療法は夜間にめざめてトイレで排尿する習慣を条件づけるのではなく、最近では、夜間に尿をためる力をつけることを目的として用いられています。