監修:ほあしこどもクリニック 院長 帆足 英一 先生 
新都心こどもクリニック 院長 赤司 俊二 先生

夜尿症ってなあに?

ご家族のための夜尿症講座!!

夜尿症は治るの?

夜尿症が治る時期について、不安に思っている方が多いようです。おねしょ(夜尿症)はそのうち治ると、よく言われます。多くの場合、第二次性徴を迎える12歳を過ぎるころには、夜尿は見られなくなることが多くなりますが、成人まで続くこともまれではありません。
「子どもの夜尿が1年でどの程度よくなるのか?」については、いくつかの報告があります。夜尿症の自然治癒率(特に何も対応しない場合)は、1つ年をとるごとに10~15%の割合で減少するとされています。

  • 出典:帆足英一 新おねしょなんかこわくない 小学館,2003
[夜尿症の自然治療率] 7歳 0%、10歳 24.2%、12歳 54.5%、15歳 86.4%、18歳 93.9% ※出典:赤司俊二 他:夜尿症研究4:31-35,1999

もう少し具体的な、調査結果を紹介します。
7~8歳で週の半分以上夜尿をしている子どもを対象(66名)に、夜尿症の自然治癒率を調べたところ、約50%の子どもで夜尿が治った時期は12歳、約90%の子どもで夜尿が治った時期は15歳というものでした(上図)。

このように、最終的には夜尿症の多くはそのうち治るのですが、治るまでには、皆様が思っているよりも、長い時間を要するといえます。

ただ、夜尿が治る時期は、そのお子さまの年齢、夜尿の頻度、原因に大きく影響されるため、個々のお子さまで異なります。