ニュースリリース

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2012年10月24日

協和キリン富士フイルムバイオロジクス
大腸がんなどに高い治療効果を持つ抗VEGF ヒト化モノクローナル抗体製剤「ベバシズマブ」のバイオシミラー医薬品の開発開始を決定

 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博 以下、富士フイルム)と協和発酵キリン株式会社(社長:花井 陳雄 以下、協和発酵キリン)の合弁会社である協和キリン富士フイルムバイオロジクス株式会社(社長:野村 英昭 以下、協和キリン富士フイルムバイオロジクス)は、大腸がんや非小細胞肺がん※1などに高い治療効果を持つ抗VEGF※2ヒト化モノクローナル抗体製剤「ベバシズマブ」のバイオシミラー医薬品の開発に取り組むことを決定いたしましたので、お知らせいたします。

 協和キリン富士フイルムバイオロジクスは、本年3月27日に、富士フイルムと協和発酵キリンが折半出資で設立したバイオシミラー医薬品の開発・製造・販売会社です。現在、関節リウマチなどに高い治療効果を持つヒト型抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体製剤「アダリムマブ」のバイオシミラー医薬品を開発しており、2013年前半に欧州で臨床試験をスタートする計画で準備を進めています。

 協和キリン富士フイルムバイオロジクスは、さらに2つ目の薬剤として、大腸がんや非小細胞肺がんなどに高い治療効果を持つ抗VEGF ヒト化モノクローナル抗体製剤「ベバシズマブ」のバイオシミラー医薬品の開発に取り組みます。協和発酵キリンが既に確立している生産細胞※3を導入し、2014年に臨床試験をスタートさせる予定です。

 協和キリン富士フイルムバイオロジクスは、富士フイルムが長年写真フィルムなどの事業で培った高度な生産技術や品質管理技術、解析技術と、協和発酵キリンがバイオ医薬品の研究・開発・製造で蓄積してきた独自技術・ノウハウを融合させて、バイオシミラー医薬品の画期的な生産プロセスの創出やコスト低減を行っていきます。これにより、高信頼性・高品質でコスト競争力にも優れたバイオシミラー医薬品を開発・製造し、適切なタイミングで市場に導入することで、主導的ポジションの獲得を目指します。


※1 肺がんは、小細胞肺がんと非小細胞肺がんの2種類に大きく分類することができ、肺がんのうち約85%が非小細胞肺がんとされている。非小細胞肺がんは、扁平上皮がん、腺がん、大細胞がんなどにより構成される。

※2 Vascular Endothelial Growth Factorの略。血管内皮増殖因子と呼ばれ、血管内皮細胞を増殖させ血管の形成を促す糖たんぱく質のこと。

※3 バイオ医薬生産用の細胞に「ベバシズマブ」の遺伝子を導入したもの。「ベバシズマブ」のバイオシミラー医薬品の生産に用いる。

 

 



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