ニュースリリース

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2012年6月29日

大塚製薬と協和発酵キリンによる糖尿病領域とがん領域の戦略的提携について

 大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩本太郎、以下「大塚製薬」)と協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:花井陳雄、以下「協和発酵キリン」)は、糖尿病領域とがん領域において、戦略的な提携を推進することに合意しましたのでお知らせいたします。

提携の内容は以下の通りです。

1. 協和発酵キリンは、大塚製薬が保有する「サキサグリプチン」(一般名)の日本における独占的な開発・販売権の譲渡を受けます。一方、大塚製薬は、協和発酵キリンから契約時に30億円、日本における製造販売承認時に82億円を受け取ります。また、発売後は、大塚製薬は協和発酵キリンから、売上高に応じたロイヤルティを受け取ります。

2. 大塚製薬と協和発酵キリンは、協和発酵キリンが保有するがん領域の品目について、日本およびアジアにおいて戦略的な提携を推進することに合意いたしました。大塚製薬および協和発酵キリンは、がん領域を医薬品事業の重点領域と位置付けており、本提携が成立することは、互いの事業の強化につながります。

両社代表からのコメント
 大塚製薬 代表取締役社長 岩本太郎は、「この度、協和発酵キリン社と当社の強みを生かし、両社の将来の発展へとつながる戦略的な提携を推進できることを嬉しく思います。当社は、中枢神経領域、がん領域および循環器領域を医薬品事業の重点領域として事業展開を推進しており、がん領域では、血液がん領域の事業を行っています。この度の協和発酵キリン社との戦略的な提携関係の構築により、当社の目指すがん領域の事業基盤の強化につながるものと期待しています。」と述べています。

 協和発酵キリン 代表取締役社長 花井陳雄は、「当社は、がん、腎、免疫/アレルギーの3つを重点領域としていますが、今回の大塚製薬社との戦略的提携により、2つの領域について事業基盤を強化することが可能になり、嬉しく思います。糖尿病は、慢性腎疾患の発症、進行に関わる代表的疾病の一つであり、その治療薬「サキサグリプチン」を保有することは、腎領域製品の拡充となり、この領域の医療により一層貢献することができます。またがん領域においても、今回の戦略的提携を速やかに実現させて、より多くの患者さんに必要となる医薬品をお届けしていきたいと考えています。」と述べています。

契約中の化合物について

サキサグリプチン:
グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の分解酵素であるジペプチジル・ペプチダーゼ-4(DPP-4)の阻害作用を有する糖尿病治療薬です。GLP-1は、食後早期に分泌され、膵臓のβ細胞を刺激しインスリン分泌を増強させます。DPP-4を阻害することにより、GLP-1の血中濃度を維持し、血糖値の上昇を抑制することが期待できます。
「サキサグリプチン」は、米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が創製し、大塚製薬は日本における独占的開発・販売権を2006年12月に取得しています。現在、臨床試験が終了し、2012年4月に2型糖尿病の効能・効果で厚生労働省に製造販売承認申請を提出しています。


 



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