ニュースリリース

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2012年4月2日

パーキンソン病の治療剤KW-6002
国内医薬品製造販売承認申請に関するお知らせ

 協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:花井 陳雄、以下「協和発酵キリン」)は、2012年3月30日にパーキンソン病注1を適応症として開発中のKW-6002(一般名:イストラデフィリン(Istradefylline))の国内医薬品製造販売承認を厚生労働省に申請しましたので、お知らせいたします。

 KW-6002はアデノシンA2A受容体注2に対する選択的な拮抗薬です。協和発酵キリンは新規の作用機序を有する抗パーキンソン剤としてKW-6002の開発を行ってまいりました。これまでの国内臨床試験成績より、KW-6002の投与によりレボドパ製剤注3治療下のパーキンソン病において症状の改善が認められ、また忍容性が確認されました。
 協和発酵キリンは、KW-6002がパーキンソン病の薬物療法に新たな治療選択肢を提供するための有用な薬剤となり得ると考えております。


注1.パーキンソン病
パーキンソン病は、振戦、固縮、動作緩慢や姿勢反射障害などの動作症状を特徴とする進行性の神経変性疾患です。中脳の黒質線条体という部分の進行性変性が原因で発症すると考えられており、それに伴って脳内でドパミンという物質の不足が起こります。日本での患者数は、約15万人です。

注2.アデノシンA2A受容体
生体内物質であるアデノシンに対する受容体の一つであり、パーキンソン病の責任病巣がある大脳基底核に分布し、運動機能の調節に関与していると考えられています。 

注3.レボドパ製剤
パーキンソン病は脳内のドパミン不足によって生じるため、脳内にドパミンを補充することで症状が改善されます。その際、ドパミンそのものは脳内に入らないので、レボドパ(L-dopa、L-ドパ)製剤を服用します。脳内に入ったレボドパが脳内でドパミンへと変わるため、不足しているドパミンが補充されます。

 



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