アレルギー性疾患治療剤 「アレロック®OD錠2.5」「同OD錠5」新発売のお知らせ

協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松田 譲、以下「協和発酵キリン」)は、2010年11月25日に「アレロック®OD錠2.5」「同OD錠5」(以下「アレロック®OD錠」)を新発売しましたので、お知らせいたします。

アレロック®錠の主薬であるオロパタジン塩酸塩は、多彩な薬理作用による高い臨床効果が期待され、錠剤だけでなく点眼剤(パタノール®点眼薬)としても発売され、アレルギー性疾患の治療に広く用いられています。

アレロック®OD錠は、当社独自の最新技術で誕生した新しい口腔内崩壊錠です。この技術は、当社が特許を有するSOLBLET®(ソルブレット)注1、EXLUB®(エクスリューブ)注2で、一般的な錠剤と同等の硬さを保ちながら、口の中で素早く溶けるという特徴があります。嚥下が困難な7歳以上の小児や高齢の患者さん、あるいは外出先で水が飲めない状況下での服薬などにも適しております。

アレロックは、本年7月に取得しました「7歳以上の小児」への適応も含め、アレルギー疾患に苦しむ患者さんに対して、これまで以上に貢献できると考えています。

協和発酵キリンは、「がん」「腎」「免疫疾患」を研究・開発の重点領域とし、特徴ある抗体技術を生かした抗体医薬品の開発に取り組んでいます。低分子医薬品においても画期的な新薬を継続的に創出することで、世界の人々の健康と豊かさに貢献したいと考えています。

  • 注1SOLBLET® (ソルブレット)
    速やかに口腔内で崩壊する製剤技術です。
  • 注2EXLUB® (エクスリューブ)
    崩壊性を損なわず、錠剤硬度を高める製剤技術です。
アレロック®OD錠の概要

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製品名 アレロック®OD錠2.5(ALLELOCK OD Tablets 2.5)
アレロック®OD錠  5(ALLELOCK OD Tablets  5)
一般名 オロパタジン塩酸塩 口腔内崩壊錠
薬効分類名 アレルギー性疾患治療剤
規格・含量 アレロック®OD錠2.5: 1錠中オロパタジン塩酸塩2.5mg
アレロック®OD錠  5: 1錠中オロパタジン塩酸塩5mg
効能・効果 成人:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症、尋常性乾癬、多形滲出性紅斑)
小児:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
用法・用量 成人:通常、成人には1回オロパタジン塩酸塩として5mgを朝及び就寝前の1日2回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児:通常、7歳以上の小児には1回オロパタジン塩酸塩として5mg を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。
特性
  1. 水なしでも服用できる口腔内崩壊錠である
  2. アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、そう痒を伴う皮膚疾患に高い臨床効果が期待される
  3. 多彩な薬理作用が期待される(強力で選択的な抗ヒスタミン作用を発現し、各種ケミカルメディエーター抑制作用等を有する)
  4. 速やかな崩壊を示す
製造販売 協和発酵キリン株式会社
薬価 アレロック®OD錠2.5: 50.2
アレロック®OD錠  5: 63.9
製造承認取得日 2010年 5月10日
薬価収載日 2010年11月19日
発売日 2010年11月25日
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