平成21年度「IT賞」 ITマネジメント賞を受賞!

協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、社長:松田譲)は、このたび社団法人企業情報化協会(通称:IT協会、所在地:東京都港区、会長:南直哉)が発表する平成21年度IT賞のITマネジメント賞を受賞しましたのでお知らせいたします。

この度、当社は来るべきクラウド(インターネットをベースとしたコンピュータの利用形態)時代における企業内システムの形として、自社開発システムと外部システム・サービスを混在させることに伴うリスクを回避しつつ、両者の統合活用を確実に行うための戦略としてエンタープライズHub※1と呼んでいる当社独自のプラットフォームを構築しました。

今後当社では、事業のノンコア領域に関して、世の中で発達・普及が想定されるSaaS※2、BPO※3等の社外サービスを積極的に取り入れることでコストダウンを図るとともに、このHubを介して、事業のコア領域に該当する社内独自システムと連携し、データの一貫性を保持して行くことになります。

今回の受賞は、このような社内外の異なるサービスを連携する戦略的プラットフォームの構築を通じて、経営方針とITマネジメントポリシーの一貫性や、事業特性をふまえたユーザ企業独自の取り組みが、他企業の範となると評価されたものです。

  • ※1エンタープライズHub
    自社の管理視点に基づく各種共通マスタの集配信を行うマスタHubと、自社の共通フォーマットを有するトランザクションデータウエアハウス(あらゆる取引に関する明細データを時系列的に格納したデータベース)を介してイベントデータを蓄積・交換するトランザクションHub(略:TR-Hub)の2つから構成され、どちらも社内標準と各種社外サービスの変換機能を有します。
  • ※2SaaS (Software as a Service)
    ソフトウェアをネットワーク経由のサービスとして提供・販売する形態です。
  • ※3BPO(Business Process Outsourcing)
    総務、人事、経理、給与計算などのデータ出入力を中心とした業務やコールセンターなどのビジネスプロセスを専門企業に外部委託することです。

IT賞の概要

IT賞は、日本の産業界ならびに行政機関などの業務における生産性向上と効果的マネジメントシステムの整備促進を目的として、ITを活用した経営革新に顕著な努力を払い、優れた成果を上げたと認め得る企業(あるいは自治体、機関、事業所、部門、個人)に対して、毎年IT協会が授与しているものです。1983年3月に設定した「OA化・情報化優秀企業・機関・事業所等表彰制度」に則って創設された「OA賞」をもとに、2001年度から「IT賞」と名称変更して、現在に至っています。

社団法人企業情報化協会(IT協会)
1981年7月に通商産業省機械情報産業局電子政策課の所管官庁として設立され、一部上場、二部上場企業など270社の会員(ヘルプデスクセンター会員含む)で構成されています。企業の情報化に関する調査研究及び開発を行い、情報化の普及促進により、社会・経済及び産業の健全な発展に寄与しています。
参考URL:http://www.jiit.or.jp/別ウィンドウで開きます
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