協和メデックス株式会社 全自動便中ヒトヘモグロビン分析装置「HM-JACKarc®」を新発売

- 機器、試薬、採便器を一新 -

協和メデックス株式会社(東京都中央区 社長:山口 正仁)は、全自動便中ヒトヘモグロビン分析装置『HM-JACKarc®』をはじめ、便潜血キット『エクステル「ヘモ・オート」®HS』、新型採便器『ヘモオートMC®採便器』を2月1日から新発売します。

現在、便潜血検査は大腸がんの検診項目として、有用性が広く認められております。国のがん対策推進基本計画では、便潜血検査のがん検診の受診率を50%に上げることを目標に掲げており、大腸がん検診および便潜血検査の重要性が認識されています。協和メデックスは1997年に全自動便中ヒトヘモグロビン分析装置HM-JACKの発売から、積分球光度濁度法を使用した独自の便潜血自動分析装置を提供しています。今回、便潜血検査市場の拡大を視野に入れ、新たに分析装置、試薬、採便器すべてのアイテムを一新しました。

特長

  • 分析装置 『HM-JACKarc®(エイチエムジャックアーク)』
    1. 本装置は積分球光度濁度法を使用し、透過光と散乱光の比から濃度計算を行う為に微量な変化量を捉えることを可能にしました。
    2. 反応系に関する部品の精度を向上させ測定精度を改良すると共に、操作性に優れた検体ラック方式を採用しました。
    3. カラーLEDを使用した機器稼働状況のインジケーターなど斬新な機能を新たに加え、精度と操作性の両面での性能の向上を図りました。
  • 便潜血キット 『エクステル「ヘモ・オート」®HS』

    低濃度領域での吸光度変化量を増大させることに成功しました。カットオフ付近の低値において大幅に安定した測定結果が得られます。

  • 採便器 『ヘモオートMC®採便器』
    1. 2段階の回転すり切り方式を採用し、便の性状に採便量が左右されにくい仕様となっています。
    2. 新機能として過剰な便を一か所に集便し、採便の有無を確認できる構造にしました。
    3. ピアス部分の汚染によるコンタミネーションを防止するオーバーシールを採用しました。
    4. 開封確認可能な構造や正確に採便後のサンプル保持する構造など多機能な仕様にしました。

がん対策推進基本計画での検診率の増加を見込み、全自動便中ヒトヘモグロビン分析装置『HM-JACKarc®』、便潜血キット『エクステル「ヘモ・オート」®HS』、採便器『ヘモオートMC®採便器』を新発売することで、3年後の便潜血検査分野売上高として10億円を目指します。

HM-JACKarc® 製品概要

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測定原理 積分球光度濁度法
測定対象 便潜血
測定項目  便中ヒトヘモグロビン
処理能力 最大 200検体/時
反応時間 5.6分
本体寸法 幅600mm × 奥行610mm × 高さ500mm
本体重量 56Kg
希望納入価 480万円
製造販売元 協和メデックス株式会社
製品外観
協和メデックス社の概要

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本社 東京都中央区晴海1-8-10晴海トリトンスクエアX棟4F
設立 1981年4月
資本金 4億5千万円
売上高 112.6億円(2009年3月期実績)
代表者 代表取締役社長 山口 正仁
株主 協和発酵キリン株式会社(100%)
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