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花粉の飛散量と症状の関係

花粉症の基礎知識/監修:日本医科大学 耳鼻咽喉科 教授 大久保公裕先生

関東地方を例にとると、2月頃からスギ花粉の飛散が始まり4月下旬に飛散が少なくなります。そして、ヒノキ科花粉の飛散がはじまり、5月末頃まで続きます。
くしゃみ、鼻みず、鼻づまりや眼のかゆみ・異物感などの症状は、花粉の飛散量に比例して悪化する傾向にあります。

最近のスギ花粉の飛散量

春のスギ・ヒノキ科花粉総飛散数は、昔に比べて増加している傾向にあります。
過去20年間の花粉飛散数を記録している千葉県船橋市を例にとると、1992年から2001年に飛散した花粉量の平均より、最近の2002年から2011年に飛散した花粉量の平均の方が多くなっていました。
「花粉が少ない」と言われる年でも、昔に比べたら飛散量が多いこともあります。十分な対策を取るようにしましょう。

「花粉飛散量、10年間の平均値推移(船橋市の例)」のグラフ

※転載禁止 
データ提供:NPO花粉情報協会 佐橋紀男先生
測定地点:千葉県船橋市

花粉症シーズンの「症状」と「日常生活の支障」

花粉症シーズンは症状がつらいけれども、忙しくてなかなか病院には行けないという患者さんもいらっしゃるでしょう。
しかし、つらい症状は集中力を低下させるなど、日常生活にさまざまな影響を及ぼします。アンケート結果によると、治療を受ける前の多くの患者さんは、勉強・仕事・家事に支障を感じており、気分が晴れなかったりしていることが分かります。
しっかり症状を抑えて、日常生活の支障が軽くなるようにしましょう。

アンケート結果グラフ「アレルギー性鼻炎によるQOLへの影響(成人)」

※転載禁止
* 支障あり:「とてもひどい」、「ひどい」もしくは「ややひどい」と回答した患者さんの合計

2003年に行われた、花粉症を含めたアレルギー性鼻炎患者1688名を対象としたアンケート結果
アレルギー・免疫11(1):100-115, 200より許可を得て転載
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