花粉症 眼の症状と治療
花粉症の基礎知識/監修:日本医科大学 耳鼻咽喉科 教授 大久保公裕先生
東京女子医科大学 眼科 准教授 高村悦子先生
初期療法について
初期療法とは、花粉飛散開始日前から抗アレルギー点眼薬をつけ始める治療法で、こうすることで、花粉飛散ピーク時の眼の症状を軽くしたり、症状がでている期間を短くすることができます。抗アレルギー点眼薬の中で主にケミカルメディエーター遊離抑制薬を含む点眼薬が用いられます。これには、かゆみや充血を引き起こすヒスタミンなどが目の粘膜(結膜)に遊離するのをおさえる作用があります。
また、既に遊離されたヒスタミンの働きを抑える作用(抗ヒスタミン作用)を併せ持つ点眼薬もあります。
点眼薬は決められた量(1-2滴)で眼の中に十分行きわたります。また、使いすぎは眼のためによくありませんので、決められた回数を使うようにしましょう。
眼がかゆくなってきてから
抗アレルギー点眼薬が第一選択薬ですが、中でも、抗ヒスタミン作用を持つ点眼薬には、即効性が期待できます。
花粉飛散ピーク時に症状がひどくなって、抗アレルギー点眼薬で十分な効果が見られない時には、ステロイド点眼薬を併用します。ステロイド点眼薬を使う場合には、眼圧上昇などの副作用防止のため定期的な検査が必要ですので、眼科専門の先生にご相談ください。
また、同じ働きを持つ点眼薬でもさし心地(使用感)が違うことがありますので、先生に相談してみましょう。
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正しい点眼薬のさしかたを覚えましょう
- 点眼薬をさす前には手をきれいに洗いましょう。
- 容器の先が目やまぶた、まつ毛などに触れないようにして1〜2滴点眼して下さい。
容器の先が触れると、残りの点眼液に細菌などが入ってしまいます。
- 点眼薬の液が目のまわりについてしまったら、ティッシュなどでふき取りましょう。
- 点眼薬の液が鼻などに流れ込むのを防ぐため、目頭のあたりを指で押さえるようにして下さい。
- 医師に指示された回数を守って使って下さい。
- 点眼薬をさした後に何か異常を感じた時は、すぐに医師・薬剤師の先生にご相談下さい。
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主な治療薬
花粉症に効く薬は、時期と症状によって異なります。毎年の症状の出方、治療の希望、現在の症状の程度をしっかり把握し、先生と一緒に自分にあった治療薬をみつけましょう。