子供でも花粉症になるの?
花粉症の基礎知識/監修:日本医科大学 耳鼻咽喉科 教授 大久保公裕先生
東京女子医科大学 眼科 教授 高村悦子先生
子供の花粉症は年々増えており、5〜9歳で13.7%、10〜19歳では31.4%と大人の発症率と変わりません(参考:鼻アレルギーガイドライン)。
スギ花粉症は、原因物質の花粉が飛散する時期(1月下旬〜4月)と風邪やインフルエンザが流行する時期とが重なるため、判断が難しいかもしれません。また、幼児では症状を具体的に伝えることが難しいため、回りが注意を払う必要があります。
スギ花粉が飛散する時期に、お子さんが熱はないのに"くしゃみ"や"鼻みず"が止まらない場合は『スギ花粉症』かもしれません。花粉症では、"目のかゆみ"を伴うことが多いので、風邪と花粉症の判別の指標の一つになりますよ。
しかし、鼻づまりの症状は花粉症でも起こりますが、咽頭扁桃肥大や慢性副鼻腔炎が原因であることも多いので、お子さんに異変を感じたら、医療機関でしっかり診断してもらうことが重要です。

子供だって花粉症の症状はつらい!
花粉症の季節は、鼻や目などのつらい症状が勉強や運動といった活動を低下させ、日常生活に大な支障を与えます。学校などの集団生活の中で、花粉症のためにみんなと同じように活発に活動ができないのは、子供にとっても悲しいことです。
正しい治療で花粉症の症状をしっかりと抑えることにより、普段と同じ日常生活を送れるようになることをお子さんに教えてあげてください。『花粉症の時期でも、みんなと元気に勉強も遊びもできるんだ!』そんな目標ができれば、お子さんもきっと治療に前向きになると思います。
●昼間に元気がなかったり、集中力がなかったりしていませんか?
花粉症のお薬で、眠くなったり集中力が低下してしまう場合もありますが、症状自体が原因のことも多いのですよ。花粉症の症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみなど)のために夜間よく眠れないと、それが原因で睡眠不足となり、翌日の活動性に影響を与えることがあります。睡眠不足に昼間の症状が加わって、より集中力や活動性が落ちますので、お子さんの夜の症状にも注意を払ってくださいね。 |
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子供の花粉症はどう治療するの?
花粉症の治療は、基本的に大人も子供も同じです。症状に応じて、抗ヒスタミン薬という飲み薬や、ステロイド点鼻薬などで治療します。
今まで成人にしか使用できなかった第2世代の抗ヒスタミン薬もお子さんに使用できるものが増えており、以前と比べてお薬の選択の幅が広がりました。医療機関(耳鼻科など)を受診し、お子さんの症状に応じた適切な治療を受けてください。
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