特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の診断と検査

どのような検査をするの?

末梢血液検査

血液を採取して血小板、赤血球および白血球の数や形態を調べます。
特発性血小板減少性紫斑病の場合、血小板数に減少が認められますが、赤血球、白血球は数、形態ともに正常を示します。

生化学・免疫血清学的検査

検査

血液を採取して肝機能、腎機能をチェックするとともに、血小板表面に結合している血小板関連特異免疫グロブリン量や各種自己抗体を測定します。特発性血小板減少性紫斑病では、それら抗体が高値を示します。

骨髄検査

他の原因による血小板減少と区別するために行うことがあります。
血小板を作る巨核球をはじめ各種血球の数や形態を調べます。
特発性血小板減少性紫斑病では、巨核球の数が正常からやや増加を示し、形態異常は認められません。

主な穿刺部位は、上後腸骨稜、上前腸骨稜腸骨稜(乳幼児)などです。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の診断と検査