慢性腎臓病(CKD)が進行すると?

慢性腎臓病(CKD)があると、脳卒中心筋梗塞など心血管病発症のリスクが高まると言われています。また、慢性腎臓病(CKD)が進行して腎不全になると体内から老廃物を除去できなくなり、最終的には透析移植が必要になります。

*綜合臨牀 2006.4 Vol.55、No4より引用

腎臓は病気がある程度まで悪くなってしまうと、もとの正常な状態に回復することは難しいですが、生活習慣の改善や薬物治療により病気の進行を遅らせることが期待できます。
定期的に健康診断を受けることで、慢性腎臓病(CKD)の早期発見と予防に努めることが重要です。

CKDのリスク1 末期腎不全のリスク

腎不全になるとどうなってしまうのか

腎臓が十分にその役割を果たせなくなった状態を腎不全といいます。腎不全になると食事の内容や水分などを制限する必要があります。
さらに腎臓の働きが低下すると腎臓の働きを代替する治療(透析や移植)を受けることになり、日常生活に大きな影響を与えることになってしまいます。

透析療法とは

透析療法では腎臓の代わりに、人工的に体内の老廃物や余分な水分を取り除き、体内のイオンバランスを調整します。
透析療法には血液透析と腹膜透析の2つの種類があります。どちらを選ぶかは医師と相談のうえ症状などに応じて決定します。
どちらの方法でも腎臓の機能を完全に代替することはできないので、日常生活では食事などの注意が必要です。

血液透析

週に2〜3回、1回4〜5時間かけて、身体の外に血液を取り出し、血液中の老廃物や余分な水分を取り除いたあと再び体内に戻します。

腹膜透析

1日約4回、お腹の中に約2リットルの透析液を入れて、腹膜を使って老廃物や余分な水分を取り除きます。
1回あたり30分程度かかります。自宅や職場で行うことができます。

CKDのリスク2 脳卒中・心筋梗塞のリスク

近年、慢性腎臓病(CKD)があると、狭心症や脳卒中、心筋梗塞の発症率が高くなることがわかってきました。

■ CKDの有無別にみた心血管病の累積発症率

CKDの有無別にみた心血管病の累積発症率
男女2,634人 1988-2000年
eGFRが60ml/min/1.73m2未満に低下している状態を慢性腎臓病(CKD)と定義し解析
(綜合臨牀 2006.4 Vol.55、No4より引用)
eGFR(推算糸球体濾過量、estimated Glomerular Filtration Rate)
eGFRは腎臓にどれくらい血液のろ過能力があるかを示す指標です。この値が低いほど腎臓の働きが悪いということになります。
eGFRは血清クレアチニン値と年齢、性別から計算できます。

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