最先端の技術と設備を駆使し、世界水準の品質管理体制から生まれた、協和発酵キリンの主要製品をご紹介します。
「グラン®」は遺伝子組換え技術によって生産されたタンパク質。白血球の一種である好中球を選択的に増加させ、その機能をさらに高める作用を持っています。これにより、がん化学療法による好中球減少症を速やかに回復させ、感染の危険を減らし、効率的ながん化学療法を可能にしています。また、骨髄移植などの造血幹細胞移植後や、先天性の好中球減少症の改善にも貢献しています。2000年には、造血幹細胞の末梢血中への動員などの適応拡大が承認されました。

「ネスプ®」はヒトエリスロポエチン(EPO)のアミノ酸配列の一部を変更し、新たな糖鎖を付加させた新規の貧血治療薬。従来のエリスロポエチン製剤と比べて、持続的な赤血球増加作用を発揮します。その結果、これまでより少ない投与頻度で貧血改善効果を示す特長を有しています。

「エスポー®」は遺伝子組換え技術によって生産された糖タンパク質(ヒトエリスロポエチン) 。赤血球を特異的に増加させる薬理作用を持っており、透析患者さんの貧血治療に貢献しています。1995年には、未熟児貧血、透析導入前およびCAPD(連続携行式腹膜透析)施行中の腎性貧血、ならびに自己血貯血まで適応が拡大されました。

「ロミプレート®」は、トロンボポエチン受容体に作用する遺伝子組換えタンパク質で、血小板造血刺激因子製剤です。慢性特発性血小板減少性紫斑病(Chronic Idiopathic Thrombocytopenic Purpura:慢性ITP)の患者さんに対して、血小板の数を増加させる薬剤です。2010年2月に希少疾病用医薬品の指定を受けています。

「コニール®」は国産初の高血圧症と狭心症の両方に効能・効果を有する持続性カルシウム拮抗薬 (一般名:ベニジピン塩酸塩)です。本剤は血管平滑筋の細胞膜に対する親和性が高いため、降圧作用等の薬理効果は薬物血中濃度と相関することなく、長時間持続することが明らかにされています。

「レグパラ®」はカルシウム受容体に直接作用することを特長とした、新しいタイプの二次性副甲状腺機能亢進症治療剤。「レグパラ®」は、副甲状腺のカルシウム受容体に直接作用することにより、PTH(副甲状腺ホルモン)の分泌を抑制するほか、血清カルシウム値や血清リン値を低下させる作用を有しています。

「アレロック®」は各種アレルギー性疾患に対する治療剤(一般名:オロパタジン塩酸塩)です。強力で選択的な抗ヒスタミン作用を有し、アレルギー性反応に関与する因子を幅広く抑制することで、アレルギーの諸症状を抑制する薬剤です。花粉症などアレルギー性鼻炎の三大症状(くしゃみ・鼻漏・鼻閉)や慢性蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒を改善します。一方、抗アレルギー点眼剤「パタノール®」の主剤も同じくオロパタジン塩酸塩で、本剤は海外においてアルコン・グループにより開発・製造・販売され、現在では日本を含め世界80数カ所で承認されています。


「デパケン®」はバルプロ酸ナトリウムを有効成分とする抗てんかん剤で、単剤投与で高い有効性を示します。臨床上の必要性から各種剤型を揃えています。各種てんかんおよびてんかんに伴う性格行動障害の治療のほか、躁病および躁うつ病の躁状態の治療にも用いられます。「トピナ®」はトピラマートを有効成分とする抗てんかん剤。他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかんの部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する他剤との併用療法の効能・効果を有しており、難治性のてんかん患者さんのQOL改善に大きく貢献しています。

| ESA(赤血球造血刺激因子)製剤 | エスポー®、ネスプ® |
|---|---|
| 血小板造血刺激因子製剤 | ロミプレート® |
| 高血圧症・狭心症治療剤 | コニール® |
| 高血圧症治療剤 | コバシル® |
| 抗がん剤 | マイトマイシンC、5-FU、アドリアシン®、ナベルビン® |
| G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)製剤 | グラン® |
| 抗てんかん剤 | デパケン®、トピナ® |
| 二次性副甲状腺機能亢進症治療剤 | レグパラ®、ロカルトロール® |
| 急性循環不全改善剤 | イノバン®、プレドパ |
| 抗アレルギー剤 | アレロック®、セルテクト®、パタノール® |
| 消化管運動改善剤 | ナウゼリン® |
| 潰瘍性大腸炎治療剤 | アサコール® |
| 高リン血症治療剤 | フォスブロック® |
| 造血幹細胞移植前治療薬 | ブスルフェクス® |
| 夜尿症用剤 | デスモプレシン・スプレー10 |
