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おもしろバイオ基礎講座

何でもQ&A

2001年5月30日号に掲載


Q:ES細胞は万能細胞ですか?


A: ES細胞というのは、受精卵が分割していく途中の細胞を培養してつくることのできる細胞です。この細胞は、まだ未分化のため、どんな細胞や組織にもなる能力を秘めているので、万能細胞と言われています。
すでに、ES細胞から皮膚や骨、肝臓の細胞などをつくることに成功しています。バイオ技術が進歩していけば、ES細胞からクローン人間をつくることも可能かもしれません。ですから、世界的にES細胞の扱いに関しては法律などで規制があります。ヒトのES細胞を使ってはいけないと定めている国もあります。日本では研究レベルでは許されています。関西の大学を中心に、マウスのES細胞からすい臓から出るホルモンのインスリンをつくる細胞をつくったり、神経細胞をつくることに成功したりしています。国もこのような「再生医療」の研究に力を入れています。
もっとも万能細胞はES細胞だけでなく、成体中にもごくわずか存在しており、それらは成体幹細胞と呼ばれています。成体幹細胞から筋肉や骨などをつくることに成功しているグループもあります。


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