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2000年9月27日号に掲載
「遺伝子組換え作物」「クローン」や「ヒトゲノム計画」などバイオテクノロジーについての話題がテレビや新聞で盛んに取り上げられています。21世紀はIT(情報技術)とともに、「バイオ」の時代とも言われています。では、そのバイオ技術の最先端ではどんなことが起きているのでしょうか。まず、最近の動きやキーワードからみていくことにします。
まず、ヒトゲノムの解読が2003年4月に完了したとのニュースが大きく報じられました。ヒトゲノムは「人間の設計図」とも呼ばれる「バイオ時代」の重要なキーワードの一つです。1997年には英国で誕生したクローンヒツジ「ドリー」が話題になりました。遺伝的にまったく同じ個体を創り出す「クローン技術」は畜産分野などで実用化されつつあります。しかし、ヒトのクローンをつくろうとする動きもあり、バイオテクノロジーにおける倫理が問題になっています。
日本で誕生した体細胞クローン牛。右から、のと、かが、 のと2号、 かが2号、のと3号(写真提供=石川県畜産総合センター)
身近なところでは、スーパーへ買い物に行くと、豆腐のパッケージに「遺伝子組換え大豆は使用していません」とのただし書きを、よく見かけるようになりました。「遺伝子組換え」もこれからの私たちの生活に大きく影響を与える技術なのです。
医学や医療の分野では「遺伝子治療」や「再生医療」という言葉もよく聞かれます。
「ゲノム」とはいったいなんなのでしょうか? 遺伝子組換えの話題で出てくる「遺伝子」や、「クローン」の時の「遺伝的に同じ」の「遺伝的」とは、いったいどんな意味を持っているのでしょうか。そして、「ゲノム」や「染色体」「DNA」はそれぞれどのような関係にあるのでしょうか。いずれも遺伝を担っているものなのです。少し難しい感じがしますが、これらの関係を正確に知ることが「バイオ時代」を理解する第一歩になります。
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