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4.抗体物語 まとめ
其の4「最終回 〜the only one〜」
1年2ヶ月に渡ってお送りしてきました抗体物語。今回で最終回を迎えました。私たちの体内で病原体から身体を守っている免疫系の一部、抗体に焦点を当て、様々な角度から抗体を分析し、皆さんにご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
こうして続けて来られたのは、アンケートやインタビューにご協力頂いた研究者、医師の先生の皆様、そして何よりも抗体物語をご愛読くださいました読者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました!!
抗体の科学、技術はこれからも着実に進歩していくはずです。これからも抗体の世界に進展がありましたら、最新情報を発信していきます。また、抗体物語に関する質問はこちら(http://www.leaveanest.com/)で承ります。どんな質問でもよろしいので、お気軽にお問い合わせ下さい!
それでは皆さん、またの機会にお会いしましょう! さようなら!!
あとがき
抗体のように「only one」を目指す。抗体物語を書いてきて、あるときそんな風に思いました。
「免疫系」は「抗体」を作り出すとき、入ってきた外敵に対してオーダーメイドのように一つ一つ抗体を作る、ということはしていません
。抗体を作り出すB細胞は、自分の遺伝子から必要なものを選び、あらかじめたくさんのパターンの抗体をそれぞれのB細胞が作り出します。それぞれがonly oneのB細胞です。そして、そのパターンにぴったりくっつく抗原(外敵)が入ってくると、そのパターンの抗体を作り出すB細胞が一気に増殖して、その抗体をたくさん作り出す、という仕組みで外敵をやっつけているのです。Only oneのB細胞がonly oneの抗体を作り出すのです。
つまり、免疫系では様々な種類のB細胞の中で、そのときに必要とされた細胞が力を発揮しているのです。私たちも同じように、それぞれがonly oneであり、それぞれの特徴を活かして自分の力を発揮するからこそ、社会の中で輝いていけるのでしょう。
「抗体医薬」は、抗体の「only oneの特異性」という特徴を生かしたものであり、この発展は、我々に「only oneの大切さ」をもう一度考えさせようとしているように感じます。
井上浄 佐野卓郎 坂本真一郎 久保田俊之
* バイオ関連の先端研究は日々発展し続けております。本サイト内に記載された内容は全て記載日での公開研究情報に基づく内容となっております。
