私たちの志

私たちの志は、2008年10月の設立前に協和キリンの社員と経営陣が議論して作成したものです。病気と闘うすべての人に笑顔を届けるためにいのちにまっすぐ真摯に向き合うこと、そして医療関係者とともに、いのちと歩み続けるという製薬会社で働く者としての思いが込められています。

私たちの志 全文

ここにいる責任と幸福。私たちの前には、いつもかけがえのないいのちがあります。祝福されて生まれ、いつくしみの中で育ち、夢に胸をふくらませ、しあわせになることを願って生きるいのち。まず、私たちは、この地上でもっとも大切なもののために働いていることを、胸の奥深くに刻みこもう。そのために、私たち製薬会社にできることは無限にある。
自分たちを信じよう。自分たちの力を、自分たちが積み上げてきたものを信じよう。私たちは、決して大きな会社ではない。でも私たちには、どんな大きな会社にも負けないものがある。どこにもない歴史があり、どこにもマネのできない技術があり、そしてどこにも負けない優秀な人材がいる。困難をおそれない勇気を持とう。常識をつきやぶる情熱を持とう。革新とは、ただの成長ではない。飛躍という、翼を持った成長なのだ。その翼は、現状に満足する者には永久に与えられないことを知ろう。つくるものは、薬だけではない。私たちは、あらゆる人の笑顔をつくろう。人がどれほど生きることを望んでいるか。家族がどれほどその人を愛しているか。医療に従事する人がどれほどひとつのいのちを救いたいと願っているか。人間に与えられた感受性をサビつかせることなく、世界一、いのちにやさしい会社になろう。世界を救うのは強さだけではない。人間のやさしさが必要なのだ。
最高のチームになろう。どんな優秀な人間も、ひとりはあまりにも非力で、まちがうこともある。力をあわせた人間というものが、どれほどすばらしい成果を残せるか。それを世界に示したいと思う。スピードをあげよう。いまこうしている間も、病とけんめいに闘う人がいる。私たちは、その闘いがどんなにひたむきであるかを知っている。急ごう。走ってはいけないが、止まることは許されない。そして、どんな時も誠実でありつづけよう。そのことは、心から誓おう。私たちは薬をつくっている。人のいのちと一緒に歩いているのだ。
仕事は、人をしあわせにできる。いつも、私たちはそのことを忘れないでいよう。私たちは、さまざまな場所で生まれ、さまざまな時間を経て、さながら奇蹟のように、この仕事、この会社、この仲間に出会った。そのことを心からよろこぼう。そして、いまここにいる自分に感謝し、その使命に心血をそそぎ、かけがえのないいのちのために働くことを、誇りとしよう。人間の情熱を、人間のために使うしあわせ。私たちは、ひとりひとりが協和キリンです。たった一度の、いのちと歩く。
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